消費支出、6月は前年比-2.2%、4カ月連続で減少=総務省

2016年7月29日(金)10時04分

[東京 29日 ロイター] - 総務省が29日発表した6月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の消費支出は26万1452円となり、前年比で実質2.2%減となった。減少は4カ月連続。総務省は「消費の弱い状況が続いている」とし、基調判断を据え置いた。

ロイターが民間調査機関に行った聞き取り調査では前年比0.3%減が予測中央値だったが、結果はこれを下回った。

季節調整済み全世帯消費支出は前月比1.1%減と2カ月連続で減少した。

天候不順などの影響で設備修繕・維持などの住居が減少したほか、自動車購入やガソリンなどの交通通信、授業料などの教育も減少に寄与した。

一方、保健医療サービスや保健医療用品・器具などの保健医療、諸雑費などその他の消費支出は増加に寄与している。

6月の勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり73万1099円となり、前年比で実質0.2%増と2カ月ぶりに増加した。名目は同0.3%減となった。

*内容を追加します。

(伊藤純夫 編集:山川薫)

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