ECB量的緩和の道筋、第4四半期に示唆へ=オーストリア中銀総裁
2016年7月23日(土)00時33分
[ウィーン 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は22日、ECBが今年第4・四半期に、量的緩和プログラムの道筋を示唆するとの見通しを示した。
オーストリア通信(APA)に語った。ノボトニー氏は「(資産)買い入れプログラムの一段の進展について市場に示唆する決定を、第4・四半期に下す必要が生じる」と話した。
APAの要約によると、ノボトニー氏は急に量的緩和プログラムを中止できない可能性を、米国の事例が示していると指摘。「(ユーロ圏で)段階的に縮小していくかを明言するには時期尚早だ」と述べた。
また、英国が欧州連合(EU)離脱を決める前は、段階的な縮小を見込んでいたが、現在は状況が不透明感を増しているとも語ったという。
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