米大手投資銀、EU離脱決定後のロンドン支援表明 雇用確約せず

2016年7月8日(金)04時16分

[ロンドン 7日 ロイター] - ゴールドマン・サックスなど米大手投資銀行は7日、オズボーン英財務相と会談し、ロンドンが国際金融センターの中心としての役割を継続できるよう支援すると表明した。

米銀大手はオズボーン財務相との共同声明で「欧州連合(EU)を離脱するという英国の決断は、われわれが協力して対応することを決意した経済問題を明確に示した」とし、「われわれはこの日、ロンドンが主要な国際金融センターとしての地位を継続できるよう協力することで合意した」とした。

英スタンダード・チャータードのほか、米国からはバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェースが支援を表明。シティグループは財務相との会談には出席できなかったが、後ほど共同声明に署名した。

声明は、欧州でロンドンほど流動性の潤沢な資本市場を有している都市は他にないとしたが、英国での雇用を維持するとの確約はしなかった。

会合の出席者によると、ロンドンに拠点を置く企業が将来もEU市場へのアクセスを維持できるよう、具体的な措置を求める声が上がった。

*内容を追加して再送します。

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