独検察当局がVWを調査、排ガス不正データ消去の疑い=報道

2016年6月9日(木)07時34分

[フランクフルト 8日 ロイター] - ドイツ検察当局は、フォルクスワーゲン(VW)が排ガス不正を米当局に認める前の1週間に、同社に不利なデータを消去したかどうかをめぐり調査している。

北ドイツ放送協会(NDR)、西ドイツ放送協会(WDR)、南ドイツ新聞が共同で伝えた。

報道によると、検察当局は排ガス不正捜査を阻害、または遅らせるほど大量のデータが消失したとはみていないが、現時点ではっきりとは確認されていない。

同じメディアグループは3月、VW米国部門の元社員が違法なデータ消去を社内で警告したため不当に解雇されたとして、VWを相手取り訴えていると報じていた。

検察当局のコメントは得られていない。VWはコメントを控えた。

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