ECBによる物価上昇の回復、時間かかる=エストニア中銀総裁
2016年6月8日(水)19時19分
[タリン 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのハンソン・エストニア中銀総裁は8日、物価上昇は「異常な」逆風により鈍化していると指摘し、ECBがインフレ率を目標水準まで回復させるには時間がかかるとの見方を示した。
ECBはインフレ率を中期的に2%弱にする目標を掲げている。これについてハンソン氏は、現在の環境下では必要な期間を「より長く」定義するよう求め、「中期的というのは、機械的な概念ではない。異常な逆風要素により、われわれは期間の定義をもう少し伸ばすべきだ」と述べた。
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