アングル:マイナス金利が促す劣後ローンのドル転換、将来の円安要因に

2016年6月3日(金)17時25分

[東京 3日 ロイター] - 日本企業が劣後ローンで調達した資金をドルに転換して外貨預金するニーズが高まっている。日銀のマイナス金利が適用される新規の円預金増加を避けたい邦銀の提案を、少しでも利息が欲しい企業が受け入れる傾向にあるという。為替ヘッジをかけるため、当面のドル/円相場にはニュートラルだが、将来、海外企業の買収などに外貨預金が使われる際にはヘッジが外されることでドル高/円安要因になるとみられている。

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