英国のEU離脱、双方にとってマイナス=独連銀総裁

2016年3月30日(水)20時23分

[ベルリン 30日 ロイター] - ワイトマン独連銀総裁は、英国が欧州連合(EU)から離脱すれば、英国とEUの双方にとってマイナス、と主張した。独メディアに述べた。

ワイトマン総裁は、英国はEUの域内市場の恩恵を受けてきた、と指摘。また、英国がEUから離脱した場合には、EUは競争や自由貿易において、重要な推進役を失うことになる、との認識を明らかにした。

英国は6月23日、EU残留か離脱かを問う国民投票を実施する。

総裁は、英国がEUから離脱した場合の経済的な影響については、その後の経済協力の程度による、と述べた。ただ「離脱の可能性をめぐる不透明感はすでに、英経済の重しになっている」との見方を示した。

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