中国は競争的な通貨切り下げに反対＝人民銀総裁

［ボーアオ（中国）　２４日　ロイター］ - 中国人民銀行の周小川総裁は、中国は競争的な通貨切り下げに反対すると述べるともに、外為政策で世界的な協調を拡大すべきとの見解を示した。

海南島で開かれているボーアオ・アジアフォーラムで述べた。

総裁は、中国は輸出押し上げに向け通貨安を利用することを支持しないと指摘。「李克強首相も言及しているように、われわれは為替政策での対話と協調を強化する必要がある」とした。新興国は資本流出の問題について対話や協調を増やすべきとも述べた。

また２０カ国・地域（Ｇ２０）会合では、国際通貨基金（ＩＭＦ）の特別引き出し権（ＳＤＲ）の役割強化について協議する可能性があると明らかにした。

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