欧州市場サマリー(1日)

2016年3月2日(水)07時10分

[1日 ロイター] - <為替> ドルが対円で上昇、ユーロに対して1カ月ぶり高値をつけた。円高が行き過ぎとの見方や、2月の米ISM製造業景気指数が市場予想を上回り、米利上げ観測が広がった。欧州中央銀行(ECB)が10日の理事会で、追加刺激策を公表するとの見方から、ユーロが売られた。

<ロンドン株式市場> 上昇。FT100種総合株価指数は55.79ポイント(0.92%)高の6152.88で取引を終えた。

合併・買収(M&A)への期待でロンドン証券取引所(LSE)グループが買われ、全体水準を押し上げた。

<欧州株式市場> 続伸。合併・買収(M&A)への期待でロンドン証券取引所(LSE)グループが買われたほか、このところのユーロ安が追い風になるとの見方から自動車株も値上がりした。

FTSEユーロファースト300種は19.21ポイント(1.46%)高の1332.95と2月1日以来の高値で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数は50.64ポイント(1.72%)高の2996.39だった。

<ユーロ圏債券> 前日に10カ月ぶり低水準を付けた独10年債利回りがやや上昇した。ただ市場関係者の間では同利回りもいずれマイナス圏に落ち込む可能性があるとの見方が出ている。

独10年債利回りは前日に0.10%近辺まで低下したが、この日は0.15%まで戻した。ただ市場関係者はトレンドが変化したわけではなく、単に調整が入ったに過ぎないと見ており、前年4月につけた過去最低水準の0.05%は依然として視野に入っているとしている。

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