今週の米株市場、ウォルマート決算やFOMC議事要旨に注目
2016年2月15日(月)07時47分
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 15日からの週の米国株式市場では、米小売最大手ウォルマートなどの決算や、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月26─27日開催)の内容が注目される見通し。
12日に発表された1月米小売売上高が底堅かったことを受け、ウォルマートやインターネット旅行予約のプライスラインなどの決算が消費動向の手掛かりを提供するとみられている。
トムソン・ロイター・スターマインによると、18日発表予定のウォルマートの2015年第4・四半期売上高はアナリスト予想を上回る見通し。同社は利益改善と売上高押し上げのため、コスト削減や米国で小型店舗「ウォルマート・エクスプレス」の閉鎖を実施している。
17日には携帯電話サービスのTモバイルUSが第4・四半期決算を発表。トムソン・ロイター・スターマインによると売上高は予想をやや上回る見通し。
他の企業では、石油・天然ガス生産のノーブル・エナジー、大手半導体メーカーのエヌビディア、衛星放送大手ディッシュ・ネットワーク、ホテルチェーン大手のマリオット・インターナショナル、百貨店ノードストロームなどが決算を発表する。
FOMCの議事要旨は17日に発表される。米連邦準備理事会(FRB)は1月26─27日開催のFOMCで金利据え置きを決定し、世界の経済・金融動向を「注視する」姿勢を示した。
経済指標では、19日発表の1月米消費者物価指数(CPI)などが注目されそうだ。市場関係者はFRBによる今年の利上げに関する手掛かりを得ようとしている。
米株式市場は週明け15日はプレジデンツデーで休場となる。
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