英国EU離脱ならGDP4%押し下げ、ポンド20%下落=シティ 

2016年2月6日(土)03時31分

[ロンドン 5日 ロイター] - 米シティグループのエコノミストは、英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を決定すれば、向こう4年に国内総生産(GDP)が最大4%ポイント押し下げられる一方、通貨ポンドは最大20%下落するとの分析レポートを明らかにした。

シティは「BREXIT(ブリクジット)」と呼ばれる英国のEU離脱の影響について、シティの2017年、18年、19年の英成長率見通しは1─1.5%ポイント下方修正され、「合計でGDPは最大4%ポイント減少する」と予想。

ポンド相場については「貿易加重ベースで2007━09年の金融危機後につけた安値を試す展開になる」との見通しを示した。これは現在のレートを15━20%程度下回る水準という。

一方で、ポンド安が物価を押し上げ、現在はゼロ近辺にとどまっているインフレ率が向こう数年で3━4%上昇するとの見方を示した。

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