ECB総裁、新興国に起因するリスクを警告

2016年2月2日(火)03時39分

[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は1日、新興国に起因するリスクなどが存在すると警告した。

ドラギ総裁は欧州議会で「ECBはユーロ圏の景気が確実に回復軌道にとどまるよう役割を果たしていく」と述べた。

ただ「先進国では成長見通しが緩やかながらも改善しているものの、新興国では見通しは抑制されている。全般的に見ると、成長は歴史的な水準と照らし合わせて低水準にある」と警告。景気を阻害する恐れがあるリスクとして、世界的な経済環境、金融システム状況、ユーロ加盟国の経済政策などを挙げた。

また、英国の欧州連合(EU)残留に向けた方策が必要になると指摘。ユーロ圏は信頼感向上に向け一段と融合を進める必要があるとの考えも示した。

*内容を追加して再送します。

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