米ISM製造業景気指数、1月は4カ月連続の節目割れ
2016年2月2日(火)01時34分
[1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日公表した1月の製造業景気指数は48.2と、前月の48.0から上昇、市場予想の48.1をわずかに上回った。4カ月連続で節目となる50を下回った。
雇用指数は、2009年6月以来の低水準となる45.9で、前月の48から低下した。市場予想は48を見込んでいた。
新規受注指数は51.5と48.8から上昇、昨年8月以来の高水準を記録した。
価格指数は変わらずの33.5、市場予想と一致した。
ISM製造業調査委員会のブラッドリー・ホルコム委員長は電話会見で「(製造業景気が)鈍い段階にある。加速しようとなお試みている」と指摘。50割れがほぼ終わりに近づいたかに言及するのは時期尚早とした。
委員長は、新規受注指数の上昇について、新規の年間企業予算で支出が認められ、繰り延べ需要で新規受注が増えたためと分析した。
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