人民元下落の根拠ない、中国株式市場に自信=国家統計局長

2016年1月26日(火)18時01分

[北京 26日 ロイター] - 中国国家統計局の王保安局長は26日、中国の堅調なファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を踏まえると、人民元が下落する根拠はないとの認識を示した。記者会見で述べた。局長は、ドルの上昇と中国経済の下方圧力が、人民元相場の最近の動きの背景にあると指摘した。

局長は、人民元の下落が続けば、中国からの資本流出を招く可能性があり、人民元の国際化ペースにも影響しかねないとの見方を示した。

また、中国の株式市場については、自信を持っていると強調。株価変動による実体経済への影響は限定的なものにとどまる、と述べた。

26日の中国株式市場は、原油安などを背景に6%超下落した。

*内容を追加しました。

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