米モルガンS、低コスト地域へバックオフィス業務を移管へ

2016年1月20日(水)09時17分

[19日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーは19日、ニューヨーク本社などにあるバックオフィス部門をムンバイやブダペストなどの低コスト都市に移すと明らかにした。

外部委託(アウトソーシング)などを利用することで、2017年までに最大10億ドル削減する計画。ただ、具体的にどの程度の職を移すかは明らかにしていない。

同社は既に、ニューヨークやロンドンのバックオフィス部門の低コストセンターへの移管を進めているが、このペースは今後加速するという。

ジェームス・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、第4・四半期決算でのアナリスト向け電話会議で「コストの高い場所で、低コストの地域でもできる仕事をしている従業員が多すぎる」と述べた。

同社は昨年4月、ITやファンドサービス部門を支援するため、インドのベンガルールに1400人が勤務可能なオフィスを開設。ムンバイにも既にオフィスがある。

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