原油安、購買力高めるがインフレには悪影響=マルタ中銀総裁

2016年1月12日(火)19時06分

[パリ 12日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのボニチ・マルタ中銀総裁は12日、原油価格の下落について、消費者の購買力を高める一方で物価の伸びを抑制していると指摘した。また、ECBは量的緩和政策の効果を常に検証する必要があると述べた。

総裁は「原油安はユーロ圏の消費者の購買力を高めることで(景気に)一定のプラス要因となり量的緩和政策を強化するが、インフレに好ましくない影響をもたらす」と述べ、「双方の要因が打ち消し合っている」との見方を示した。

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