中国、2015年成長率は7%前後の見通し=国家発展改革委
2016年1月12日(火)13時50分
[北京 12日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会(NDRC)の報道官は12日の記者会見で、2015年の国内総生産(GDP)伸び率は7%前後になるとの見通しのほか、15年は主要な経済目標を達成したとの見方を示した。2015年は1300万人の新規雇用を創出したもようだ、とも発表した。
GDP伸び率が7%になれば、2014年の7.3%から鈍化し、およそ25年ぶりの低成長ということになる。国内外の需要低迷、過剰生産能力、投資の伸び悩みがなお、中国経済の重荷となっている。
市場関係者の一部は、実際の成長率は公式統計よりも大幅に低いと考えており、政府が今年、追加支援策を打ち出すとの見方も根強い。
国家発展改革委はまた、15年に承認した固定資産投資プロジェクトは280件、総額2兆5200億元(3834億4000万ドル)で、15年12月には32件、5151億元相当を承認したと発表した。
スタンダード・チャータードの在北京のエコノミスト、シェン・ラン氏は「(中国の)株式市場の下落と実体経済との間には、ほとんど関連性がないと考えている」と述べ、「実際、昨年11月の経済指標ではすでに、経済の勢いが増したことが示されている」と指摘した。
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