米国は人民元のSDR採用を支持、ルー財務長官が中国副首相に伝達

2015年11月7日(土)11時20分

[ワシントン 6日 ロイター] - 米国のルー財務長官は6日、中国の汪洋・副首相と電話会談を行い、人民元の国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)構成通貨採用について、中国がIMFが設定する基準を満たすことを条件に、米国は引き続き支持していると伝えた。中国財政省報道官が明らかにした。

同報道官は「この日の会談は、中国が秩序立った方法で市場原理に基づいた為替相場への移行を加速化させることの重要性に焦点が当てられた」としている。

また、来週にトルコで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議を控え、ルー長官は中国に対し内需拡大に向けた財政政策を導入するよう呼びかけた。

IMFは人民元のSDR構成通貨採用の是非を検討するため、今月中に理事会を開催することを明らかにしているが、具体的な日程はまだ決まっていない。

*カテゴリーを加えて再送します。

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