エコカー優遇税制で独VW調査、排ガス不正受け米有力議員が書簡

2015年10月8日(木)00時16分

[ワシントン 7日 ロイター] - 米上院の有力議員がエコカー購入の連邦優遇税制に関連し、独フォルクスワーゲン(VW)を調査していることが分かった。

上院財政委員会のハッチ委員長(共和)、およびワイデン筆頭理事(民主党)がVWに宛てた6日付けの書簡が7日公表された。

VWは「大気汚染の少ない」ディーゼルエンジンとしていた一部モデルについて、排ガス規制検査での不正を認めている。

書簡では、優遇税制に絡み「詐欺または乱用の可能性」を調査するとしており、VW車の優遇策適用基準に関する情報を10月30日までに提出するようVWに求めている。

米消費者が優遇税制を受けるためには、自動車メーカー側が特定の環境基準を満たしていることを証明する必要がある。

書簡では、VWが優遇税制適用の条件となる環境基準を満たしていると報告した車両が、2010年7月1日までに少なくとも6万台販売されており、5000万ドル以上の税補助が購入に当てられた可能性があるとしている。

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