中国、小型エンジン搭載車の販売税を半分に 低迷市場テコ入れ

2015年9月30日(水)12時28分

[北京/上海 30日 ロイター] - 中国国務院(内閣に相当)は29日、1.6リッター以下の小型エンジン搭載車に対する販売税を、10月1日から2016年末まで半分にすると発表した。

中国は2009年以降、世界最大の自動車市場となっているが、経済減速により販売が低迷している。今年1―8月の販売は前年比横ばいで、通年では1990年代後半以来のマイナスとなる可能性がある。8月の販売は前年比3%減の170万台だった。

この発表を受けて30日、中国の大手自動車会社の株価は上昇している。ただ、資産運用会社バーンスタインのアナリストらによると、市場全体の回復につながる見通しは低いという。

今後数年間の自動車販売の伸び率は1桁台前半になるとの予想が多く、世界の自動車メーカーは生産を縮小し、人件費などのコストを抑制している。

*内容を追加します。

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