中国株ファンドから53億ドル流出=バンカメ週間調査

2015年7月18日(土)01時31分

[ニューヨーク 17日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ・グローバル・リサーチの報告書によると、15日までの週で、中国株に投資するファンドから53億ドルの資金が流出した。

前週は、過去最高となる130億ドルが流入していた。

世界の株式ファンドへは83億ドルが流入した。流入は2週連続。

米国株に特化したファンドには52億ドルが流入した。

報告書の著者によると、ギリシャや中国、プエルトリコの危機にもかかわらず、5月終わりから6月初め以降、債券ファンドとマネー・マーケット・ファンド(MMF)から株式ファンドへ大規模な資金移動が見られた。5月の米雇用統計が堅調な内容で、投資家に安心感を与えた時期だ。

世界の債券ファンドへは11億ドルが流入した。流入は6週ぶり。

報告書の著者は、中国政府の関与が疑われる株価下支え策を背景に、前週は中国株ファンドに資金が流入したと分析する。

市場関係者の1人は、大規模な資金流入があることを踏まえると、一定程度の変動は起こるとの見方を示した。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ