米国株が反落、ギリシャの返済期限迫る

2015年6月20日(土)07時22分

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 19日の米国株式市場は反落して取引を終えた。ギリシャのユーロ圏残留の可否を決めるかもしれない欧州連合(EU)首脳会議を22日に控え、投資家は慎重になっている。

ダウ工業株30種平均は99.89ドル(0.55%)安の1万8015.95ドルで取引を終えた。S&P総合500種指数は11.25ポイント(0.53%)安の2109.99、ナスダック総合指数は15.95ポイント(0.31%)安の5117.00だった。

週間では、ダウが約0.6%、S&Pは約0.7%、前日に終値の過去最高値をつけたナスダックは約1.3%とそれぞれプラスだった。

ギリシャの銀行からの預金流出は今週、約42億ユーロに達し、欧州中央銀行(ECB)は緊急流動性支援を強化した。EU加盟国の首脳は22日の夜、ギリシャ支援再開について土壇場の合意を目指す。

1株20ドルで新規株式公開(IPO)した太陽光エネルギーを手がける8ポイント3エネルギー・パートナーズは2.4%安の20.49ドルで取引を終えた。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が下げ1788で上げ1257(比率は1.42対1)だった。ナスダックは下げ1557で上げ1254(1.24対1)だった。

BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約79億株で、今月に入っての1日平均の60億3000万株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)

終値         18015.95(‐99.89)

前営業日終値    18115.84(+180.10)

ナスダック総合

終値         5117.00(‐15.95)

前営業日終値    5132.95(+68.07)

S&P総合500種

終値         2109.99(‐11.25)

前営業日終値    2121.24(+20.80)

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