インタビュー:ギリシャ合意楽観論、正当化できず=ドイツ財務相

2015年5月22日(金)01時14分

[ベルリン 21日 ロイター] - ギリシャのバルファキス財務相が、数日以内に債権団と合意する可能性を示したことについて、ドイツのショイブレ財務相は、交渉の進ちょく状況に基づかない楽観的な見方との認識を表明、ギリシャが支払い不能に陥る可能性も排除できないと述べた。

ロイターのインタビューで語った。ショイブレ氏は、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)、欧州委員会の報告が、「非常にためらいがちに」交渉が進む現状を示していると指摘。「合意に近づいたと単に言うだけで、裏づける材料がまだない」と述べた。

来週ドイツのドレスデンで開かれる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、公式議題に無いものの、ギリシャ問題が討議されると見通した。

また、中国人民元の重要度の高まりのほか、国際通貨基金(IMF)のSDR(特別引き出し権)の構成通貨に人民元を採用することの是非などが議題に上るとの見方を示した。

さらに、経済・金融政策の相互作用を通じた持続可能な成長促進策や、金融政策の限界、資産バブル防止対策などについても討議されるとした。

ショイブレ氏はさらに、独長期利回りがこのところ上昇していることについて、正しい方向に向けた動きとの見方を示した。

前月の独10年債入札では、落札利回りが2014年1月以来初めて上昇。流通市場でも独10年債利回りは現在は0.67%と、前月付けた過去最低水準となる0.05%から上昇している。

こうした動きについて、ショイブレ氏は「懸念材料ではなく、むしろ希望を持てる材料だ」とし、「ユーロ圏全体で物価上昇率がマイナス圏にあった状況が解消され、国債利回りも幾分上昇していることは、個人的には注目に値することだと考えており、懸念すべきことではない」と述べた。

独連邦債利回りの上昇についても、保険会社の支援になるなどとし、「望ましい兆候」との見方を示した。

外国為替相場については、ユーロはこのところ下落しているものの、「強く信頼のある」通貨であり続けるとし、以前より耐久性は増しているとの認識を示した。

*内容を追加して再送します。

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