英中銀が金利据え置き、13日のインフレ報告に注目

2015年5月11日(月)20時40分

[ロンドン 11日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は11日、政策金利を予想通り0.50%に据え置いた。景気の先行きは底堅いものの、利上げを行うには物価および賃金の見通しが弱すぎると判断した。

資産買い入れ枠も3750億ポンドに据え置いた。

声明の発表はなかったが、四半期の経済・インフレ見通し報告を公表する13日にカーニー総裁が一段の説明を行う予定。

中銀は先週7日に実施された総選挙との重なりを避けるため、金融政策決定会合を今週にずらしていた。

続投が決定したキャメロン首相は今後も財政再建を進める方針のため、中銀は利上げを急ぐ必要はないとの見方を強める公算が大きい。

市場では2016年初めまで利上げはないとの予想が大勢となっている。

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