米フォード、ミシガン州工場で700人削減 小型車の販売不振で

2015年4月24日(金)09時17分

[デトロイト 23日 ロイター] - 米フォード・モーターは23日、ミシガン州の工場で約700人を削減すると発表した。ガソリン価格の下落を受け、同工場で生産する小型車や小型ハイブリッド車へ需要が減退しているためという。

フォードの広報担当者によると、ミシガン州ウェイン郡の組み立て工場では6月22日以降、現在の3シフト制から2シフト制に変わる。

同工場では、小型車「フォーカス」のほか、「Cマックス」の小型ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車を生産している。国際的な原油安を背景としたガソリン価格の下落により、小型車は苦戦している。

「フォーカス」の3月の米国内販売台数は、14.5%減少した。第1・四半期の販売台数はおよそ5万3000台となり、前年同期比2%増にとどまった。また、「Cマックス」の米国内販売台数は、第1・四半期はおよそ4300台と、前年同期比で23%減少している。

フォードは、ミシガン州工場でレイオフする従業員について、同社の別の工場でフルタイムの雇用が得られるよう支援する考えを示した。

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