3月米新築住宅販売は48.1万戸、2013年7月以来の減少率

2015年4月23日(木)23時54分

[ワシントン 23日 ロイター] - 米商務省が23日発表した3月の新築1戸建て住宅販売は、年率換算で前月比11.4%減の48万1000戸となり4カ月ぶりに減少した。2013年7月以来1年8カ月ぶりの大きな減少率となった。市場予想は51万3000戸だった。

2月の数字は当初発表の53万9000戸から、08年2月以来の高水準となる54万3000戸に上方修正された。

地域別では、南部が15.8%減と13年7月以来の大幅な落ち込みとなった。北東部は33.3%の大幅減少。西部も3.4%減だった。一方、中西部は5.9%増えた。

3月末時点の住宅在庫は前月比1.9%増の21万3000戸だった。住宅バブルのピークの頃と比べると、依然として半分以下の水準にとどまっている。建設を増やそうとする業者にとっては良いニュースだ。

販売ペースから計算した在庫消化に必要な期間は5.3カ月と、前月の4.6カ月から上昇した。

新築1戸建て住宅は住宅市場全体の8.5%を占める。22日に発表された3月の中古住宅販売件数は1年半ぶりの高水準だった。

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