QQEはオープンエンド、出口議論は時期尚早=黒田日銀総裁

2015年4月23日(木)12時18分

[東京 23日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は23日午前の参議院財政金融委員会に出席し、「量的・質的緩和(QQE)はオープンエンド(無期限)で2%の物価目標が安定的に持続するまで継続するもの」と強調、緩和縮小方向への「出口戦略についての議論は時期尚早」との従来の公式会見を繰り返した。維新の藤巻健史委員への答弁。

資金吸収や付利引き上げなど出口に向けて想定しうる各種調節手段を、どのような順番で使うかは「そのときの経済・市場の状況で変わり得る」とし、現時点で具体的に言及すれば「市場に不測の影響を与える」とした。

(竹本能文)

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