サンタンデールとウニクレディト、資産運用部門統合で合意

2015年4月23日(木)08時30分

[ 22日 ロイター] - イタリア金融大手ウニクレディトとスペインの同業サンタンデールは、それぞれの資産運用部門を合併することで合意した。サンタンデールは新たにできるグループの米国事業には直接関与しない。事情に詳しい関係者3人の話で分かった。

両行は昨年9月、サンタンデール・アセット・マネジメントとウニクレディト傘下のパイオニアを合併し、欧州トップ10に入る4000億ユーロ(4291億6000万ドル)規模の資産運用グループをつくると発表。しかし、その複雑な枠組みが原因で合意が先延ばしにされていた。

サンタンデールが昨年に続き今年も米ストレステスト(特別検査)で不合格となったため、同行は新グループの米国事業には直接関与しないという。

関係者の1人は22日、「パイオニアの将来に向けた合意に至った。正式な署名は数時間以内とまではいかないが、数日以内のことだ」と語った。

ウニクレディトとサンタンデール、パイオニアはいずれもコメントを拒否した。

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