「カルティエ」のスイス・リシュモン、3月期通期は36%減益予想

2015年4月22日(水)19時20分

[パリ 22日 ロイター] - 高級ブランド「カルティエ」「ヴァンクリーフ&アーペル」などを傘下に持つ、スイスの持ち株会社リシュモンは、3月期の通期利益が36%減少するとの見方を示した。運用による損失を計上したことなどが要因で、税率の大幅上昇も影響したという。

営業利益については10%増を予想。米ニューヨークの小売店の売却益2億2600万ユーロも含まれている。イグザーヌBNPパリバは、これを除いた営業利益は1―2%増になると試算し、予想平均の6%を大幅に下回るとした。

リシュモンは、40億ユーロ相当の金融投資をユーロ建てで行い、スイスフラン建てに転換すると4億5000万ユーロ程度の損失が発生することも明らかにした。これは会計上の結果であり、手元資金への影響はないという。

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