米FRB公定歩合、4地区連銀が引き上げ主張=議事録

2015年4月15日(水)07時15分

[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が14日公表した公定歩合会合に関する議事録で、フィラデルフィア、カンザスシティー、ダラス、クリーブランドの4地区連銀が引き上げを提案していたことが分かった。

4連銀は公定歩合を0.75%から1%に引き上げることを提案。3月17─18日の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に開かれた同公定歩合会合では、公定歩合の据え置きが決定されている。

引き上げを提案した4地区連銀は、公定歩合とフェデラルファンド(FF)金利との差を正常な水準に戻したいとして公定歩合の引き上げを求めた。

また、今回の会合では、ミネアポリス地区連銀が0.5%への引き下げを要求。

残り7行が据え置きを主張した。

FF金利は現在、ゼロ─0.25%。公定歩合とFF金利の差は2007─09年の金融危機までは1%ポイントあった。

米経済情勢については、12地区連銀から改善しているとの見解が示された。

*内容を追加しました。

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