インタビュー:イタリア不良債権、当局と緊密に連携=欧州委幹部

2015年4月14日(火)00時55分

[ローマ 13日 ロイター] - 欧州委員会のドムブロフスキス副委員長(ユーロ問題担当)は13日、イタリアの銀行の不良債権問題への対応について、欧州委員会はイタリア当局と緊密に連携していると明らかにした。ロイターとのインタビューで語った。

イタリアでは、推定1860億ユーロ(1963億4000万ドル)程度の不良債権が積み上がっているとみられており、ぜい弱な景気回復の足かせとなっている。

副委員長は「われわれは問題を認識しており、イタリア当局と解決策を見い出すため、共に取り組んでいる」と述べた。

イタリアが先週示した3カ年の経済・財政見通しについては、欧州委員会は前向きに受け止めているとし、2015年の0.7%、2016年の1.4%の成長率予想は「現実的」と指摘した。

見通しでは、今年の財政赤字は国内総生産(GDP)比で2.6%と、欧州連合(EU)が定める上限の3%を下回ると見込まれいる。

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