ギリシャ財務省が独紙報道を非難、「債権団との交渉損ねる」

2015年4月13日(月)09時39分

[アテネ 12日 ロイター] - ギリシャ財務省は12日、同国が構造改革案の詳細を示さなかったことにユーロ圏当局者が衝撃を受けたとする独紙報道について、債権団との交渉を損ねるとして非難した。

独フランクフルター・アルゲマイネ紙(日曜版)は、先週に開催されたユーロ圏財務次官会議の出席者が、改革案に対するギリシャの行動不足に失望したと報じた。出席者はギリシャの代表者が「タクシー運転手のように」資金がどこにあるか尋ね、自国が近く財政破綻すると主張したと述べたという。

ギリシャ財務省はこれに対し、「このような報道は(債務)交渉を損ねる」と非難した。また同省当局者は、ギリシャと債権団の実務担当者らが11日、向こう数日間の議題に関する電話会談を実施したと明らかにした。

ユーロ圏財務次官会議では、ギリシャに対して改革案の修正に6日間の期限が提示された。

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