企業物価指数8カ月ぶりに前月比プラス＝日銀

［東京　１３日　ロイター］ - 日銀が１３日に発表した３月の企業物価指数（ＣＧＰＩ）速報によると、国内企業物価指数（２０１０年＝１００．０）は前年比でプラス０．７％上昇した。

昨年４月の消費税率引き上げの影響を除くと２．１％下落し、５カ月連続のマイナスとなった。しかし、原油や銅市況の上昇と円安進行で、前月比では８カ月ぶりにプラスとなった。

消費税を除いたベースでの前年比は２％台のマイナスとなったものの、マイナス幅は２月の２．４％から縮小。前月比では０．３％上昇した。ドバイ原油の上昇でガソリンや電力価格が上昇したのが主な要因。銅市況の上昇と円安も寄与した。かまぼこなども指数を押し上げた。一方、豚肉や杉丸太などは指数を押し下げた。