バンコク小幅高、大半が上昇=東南アジア株式

2015年4月11日(土)00時02分

[バンコク 10日 ロイター] - 10日の東南アジア株式市場の株価は、薄商いの中バンコク市場の株価が小幅上伸した。一方、ほかの域内市場の株価は大半が上昇して引けた。四半期決算の発表時期を前に、投資家らがポジションを構築したことが背景。

バンコクのSET指数は0.18%高の1547.83で終了した。週間ベースでは0.8%上昇し、2週続けて値上がりした。出来高は約55億株と、30日平均(132億5000万株)の半分以下の水準だった。

バンコク市場は13─15日にかけ、ソンクラーン祭のため休場となる。

大型株はまちまちの展開。サイアム・セメント、携帯電話大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)などの株価がアウトパフォームする一方で、クルンタイ銀行が前日の上昇から後退した。

各銀行は来週後半に、2015年1─3月期決算を公表する。ブローカーらによると、決算発表が市場の重要テーマの一つとなる見通し。

域内市場の株価は週間ベースでは上昇した。マニラ市場が1.7%高と上昇を主導した。

シンガポールとクアラルンプール市場が週間ベースではそれぞれ0.5%高。ともに4週連続の上昇となった。ジャカルタ市場は0.6%高と2週続けて値上がりした。ホーチミン市場は1.1%高と、5週ぶりに反発した。

この日の域内市場の株価は、シンガポールが0.35%高の3472.38、クアラルンプールが0.27%安の1844.31、ジャカルタが0.17%安の5491.34、マニラが0.93%高の8127.48、ホーチミンが0.64%高の554.03でそれぞれ引けた。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ