ルノー株の買い増し分、長期保有の計画ない=仏経済相

2015年4月9日(木)16時54分

[パリ 9日 ロイター] - マクロン経済相は9日、2倍の議決権を確保するために買い増している仏自動車大手ルノーの株式について、長期保有は考えていない、と明らかにした。

2014年の法改正により、株式を2年以上保有した投資家には2倍の議決権が与えられることになった。ただ、株主が拒否した場合、1株1議決権が維持される。

4月30日のルノーの年次株主総会では、現行制度維持を求める議案が提出されている。仏政府はルノー株を既に15%保有しているが、保有比率を19.7%に引き上げ、この議案を否決する狙い。

マクロン経済相は「長期的にルノー株をこれほど多く保有するつもりはない」と語り、総会での採決後に買い増し分は売却し、持ち株比率を再び引き下げる意向を示した。

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