中国がEUをWTO提訴、家きん肉輸入の割当制で
2015年4月9日(木)10時43分
[上海 9日 ロイター] - 中国商務省は9日までに、欧州連合(EU)の家きん肉輸入の割当制をめぐる問題を解決するため、世界貿易機関(WTO)に提訴したと明らかにした。
問題となっているのは、EUが2012年にブラジルとタイと結んだ割当制に関する取り決め。この2カ国は欧州に一定数の家きん肉を輸出することが認められており、2013年3月から発効していた。
商務省報道官はこの取り決めがWTOの規定に違反していると指摘。同報道官はEUの措置で中国の輸出業者の利益が損なわれたとし、交渉を重ねてきたが、問題解決には至らなかったと明らかにした。
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