NY連銀総裁人事、大統領の指名案に反対せず=ダドリー氏

2015年4月9日(木)06時27分

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は8日、NY連銀総裁の人事手続きについて、候補を大統領が指名し上院の承認を義務付ける議会の提案は受け入れ可能との認識を示した。ロイターのイベントで述べた。

NY連銀をめぐっては、米連邦公開市場委員会(FOMC)で常に投票権を持つほか、大手銀行の監督や市場オペを担当するなど、影響力が大きいため、総裁人事について大統領の指名と上院の承認が必要な米連邦準備理事会(FRB)理事ポストと同様の手続きを求める声が上がっていた。

ただダドリー氏はNY連銀は「FRBの金融政策運営に適切な専門知識を提供している」とし、現在の責務を担っているからこそ大きく貢献していると指摘。NY連銀の一部権限を他の地区連銀と共有する案については反対する考えを示した。

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