米FRBはゼロ金利解除望む、6月実施も=ダブルラインCEO

2015年4月8日(水)08時41分

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米資産運用会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)は7日、経済指標が安定すれば、米連邦準備理事会(FRB)が6月に利上げを実施する可能性があると述べた。

ガンドラック氏はウェブキャストで「FRBはゼロ金利解除を望んでいる」とコメントした。3月の米雇用統計は予想を大幅に下回る内容となったが、ガンドラック氏は6月半ばの利上げ開始を踏みとどまらせるほどではない可能性があると指摘した。

ガンドラック氏は、著名債券投資家のビル・グロス氏に代わる新債券王として注目を集める存在。昨年は米国債について、大方の上昇予想に反して示した下落予想が的中した。インフレ圧力が見られないことなどを理由に挙げていた。

ガンドラック氏は、インフレ率は懸案でないとし、「現時点でリスク資産に弱腰になってはいない」と述べた。

米国債に関する質問には、10年債の利回りが「2.5%ではなく1.5%になる可能性が極めて高い」と答えた。

*情報を追加しました。

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