ドルが雇用統計後の下げから持ち直し、上値は限定
2015年4月8日(水)07時08分
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 7日のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。イースター休暇明けで流動性が戻りドル高基調が復活、ドルは米雇用統計後の下げから持ち直した。ただ経済指標はまちまちで、ドルの上値も限られている。
ドル/円
ドルの主要6通貨に対するドル指数は1.20%高の97.937。
スコシアバンクの主席通貨ストラテジストのカミリア・サットン氏は「ドル高の流れは変わらない。今は少しもたついているが、高値更新のエネルギーが不足しているだけだ」と指摘している。
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(ニューヨーク)の外為トレーディングの共同世界責任者、ビル・サメラ氏は「市場は雇用統計を深読みし、内容は継続性のあるものではなく、あるいは景気減速が始まるサインでもなく、基本的要素はいいと判断したのではないのか」との認識を示した。
その他通貨ではオーストラリア(豪)ドルが上昇した。オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が政策金利を据え置いたため、利下げを織り込んでいた市場は豪ドルの買い戻しに一斉に動いた。
豪ドル/米ドル
ドル/円 終値 120.26/29
始値 120.22/23
前営業日終値 119.53/56
ユーロ/ドル 終値 1.0813/16
始値 1.0851/52
前営業日終値 1.0922/25
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