欧州市場サマリー(2日)
2015年4月3日(金)03時50分
[2日 ロイター] - <為替> ドルは主要通貨に対しまちまち。朝方発表された米新規失業保険週間申請件数が予想より良好だったことは一部支援要因となった。
<ロンドン株式市場> 続伸。業績が好感された小売り大手マークス・アンド・スペンサー(M&S)が買われ全体水準を押し上げた。
M&Sは4.4%上昇した。既存店の衣類や家庭用品など売上高は第4・四半期(3月28日までの13週間)に0.7%増え、15四半期ぶりにプラスとなった。
<欧州株式市場> ほぼ横ばいで取引を終えた。金属やエネルギー関連の銘柄が下落し、業績が堅調だった英小売り大手マークス・アンド・スペンサー(M&S)の株価上昇を相殺した。
一方、STOXX欧州600石油・ガス株指数は0.84%の低下。イラン核問題解決に向けた欧米など6カ国とイランの協議が終わりを迎える中、経済制裁が解除された場合にはイランの原油輸出が再開して原油供給量が増えるとの見方が広がり、原油価格が下落した。
<ユーロ圏債券> 国債利回りが過去最低を若干上回る水準で小動きで推移した。翌日に米雇用統計発表を控えるなか、復活祭の連休を控える欧州ではギリシャ支援協議が依然として決着していないことから、活発な取引を手控える動きが広がっている。
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