欧州株横ばい、M&S買われるも金属とエネルギーが重し

2015年4月3日(金)03時46分

[ロンドン/パリ 2日 ロイター] - 2日の欧州株式市場は、ほぼ横ばいで取引を終えた。金属やエネルギー関連の銘柄が下落し、業績が堅調だった英小売り大手マークス・アンド・スペンサー(M&S)の株価上昇を相殺した。

FTSEユーロファースト300指数は3.11ポイント(0.20%)安の1586.76で取引を終えた。

DJユーロSTOXX50種指数は0.38(0.01%)高の3715.27だった。

M&Sは、非食品事業の既存店売上高が約4年ぶりのプラスに転じたことが好感され、株価が5.2%上昇した。

一方、STOXX欧州600石油・ガス株指数は0.84%の低下。イラン核問題解決に向けた欧米など6カ国とイランの協議が終わりを迎える中、経済制裁が解除された場合にはイランの原油輸出が再開して原油供給量が増えるとの見方が広がり、原油価格が下落した。原油市場は既に供給過剰状態にある。

需要低迷から銅価格が約2週間ぶりの安値をつけたことを背景にSTOXX欧州600鉱業株指数は1.67%低下した。

この日は復活祭休暇を前に薄商いだった。欧州の主要市場は3日から6日まで休みで7日に再開する。

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