欧州株反発、ユーロ圏PMIを好感

2015年4月2日(木)04時19分

[ロンドン 1日 ロイター] - 1日の欧州株式市場は反発して取引を終えた。朝方発表された3月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)が底堅く、市場心理が好転した。

FTSEユーロファースト300指数は4.78ポイント(0.30%)高の1589.87で取引を終えた。

DJユーロSTOXX50種指数は17.51(0.47%)高の3714.89だった。

マークイットが発表したユーロ圏の製造業PMIは52.2と、速報値の51.9から上方修正された。10カ月ぶり高水準でユーロ圏経済の回復を示す新たな兆候と受け止められた。

これを受け、スペインのIBEX35指数は0.42%、イタリアの主要株価FTSE・MIB指数は0.87%上昇し、どちらも2010年以来の高値をつけた。

銀行株指数は0.93%上昇と、部門別で最も大幅に伸びた。スペインの銀行バンキアとサバデル、バンコ・ポピュラールは1.6%から2.8%上昇した。

フランスの銀行大手クレディ・アグリコルは3.1%高と、2009年11月以来の高値をつけた。ドイツ銀行が目標株価を引き上げたことが好感された。

上半期の売上げと利益が増えたスイスのチョコレートメーカー、バリー・カレボーは株価が6.6%上昇した。スイスフラン高による業績悪化をコスト削減で切り抜けたことが評価された。

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