3月米製造業PMIが5カ月ぶり高水準、生産・雇用に底堅さ

2015年4月2日(木)00時39分

[ニューヨーク 1日 ロイター] - マークイットが1日発表した3月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は55.7と、昨年10月(55.9)以来5カ月ぶりの高水準をつけた。速報値の55.3や2月の改定値55.1を上回った。生産と雇用指数がともに底堅く、全体水準を押し上げた。

同指数は50が景況拡大と悪化の分かれ目となる。

マークイットのシニアエコノミスト、ティム・ムーア氏は「米製造業の活動は、年明けに減速したが、その後は明らかに勢いを取り戻してきている。ここ数カ月、雇用が増え続けているほか、原材料コストの下落は営業利益率を下支えしている」と述べる。

生産指数は58.8と、昨年9月以来の高水準をつけた。2月の57.3から上昇した。速報値は58.2だった。

雇用指数は53.8と、2月の52.8から上昇。速報値の53.7から、やや上方修正された。

投入価格は2009年6月以来の低い水準に落ち込んだ。

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