バンコク3日続伸、マニラは最高値更新=東南アジア株式

2015年4月2日(木)00時27分

[バンコク 1日 ロイター] - 1日の東南アジア株式市場では、バンコク市場が3営業日続伸。航空銘柄の株価が回復したほか、国内ファンドの安値拾いが入った。マニラ市場の株価指数は連休を控え、5営業日連続で終値ベースで過去最高値を更新した。

バンコク市場のSET指数は1.3%高で終了。今週の上昇率は約2%となった。

タイ国際航空は11%急伸。国土交通省がタイの航空会社の日本行きチャーター便の新規就航を禁じたが、旅客への影響を緩和するため、4、5月の間は禁止措置が一時解除されることが好感された。

取引所のデータによると、国内機関投資家は24億バーツ(7380万ドル)相当の買い越し。買い越しは3営業日連続。海外勢は22億バーツ相当を売り越した。

マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.7%高の7993.09と、前日の終値ベースの過去最高値を更新した。同市場は2、3の両日は祝日のため休場となる。

一方、ジャカルタの総合株価指数は0.9%安。アストラ・インターナショナルやラクヤット・インドネシア銀行など、上伸していた銘柄に利食い売りが出た。

ジャカルタのある株式トレーダーは「四半期のお化粧買いが前日終わり、ジャカルタの株価は正常化しつつある」と述べた。

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