米利上げは6━9月、経済の弱含み一時的=アトランタ連銀総裁

2015年4月2日(木)00時08分

[ストーンマウンテン(米ジョージア州) 1日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のロックハート総裁は1日、連邦準備理事会(FRB)は今年6月から9月に利上げを開始する公算が依然大きいとの認識を示した。第1・四半期の経済の弱含みは一時的要因とし、成長は今後加速する見通しとした。

金融政策に関する会議に出席した同総裁は記者団に対し、「第・1四半期のぜい弱性は認識しているが、背後にある要因は一時的なものと考えている」とし、経済は今後上向くとの見方を示した。

ただ労働市場については、依然としてスラック(需給の緩み)が存在しているとし、向こう数週間の動向を注意深く見守りたいとした。

FRBは2008年に導入した事実上のゼロ金利政策を解除した後は、超過準備への付利などの新たな手段を利用すると見られている。ロックハート総裁は、こうした手段は効果を発揮し、FRBは短期金利をうまくコントロールすることができるとの認識を示した。

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