デンマーククローネが14年ぶり安値、ペッグ防衛策奏功の見方

2015年4月2日(木)00時02分

[ロンドン 1日 ロイター] - 1日の外国為替市場で、デンマーク通貨クローネがユーロに対し、14年ぶりの安値をつける場面があった。

ユーロに同通貨をペッグ(連動)させる制度の防衛に向けた、デンマーク中央銀行の施策が奏功したとの見方が出ている。

スイス国立銀行(中央銀行)が1月、スイスフランの上限を撤廃、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策を打ち出してから、ペッグ制廃止観測が浮上、デンマーク中銀は1━2月、4回の利下げを行うなどした。

トムソン・ロイターのトレーディングプラットフォームで、クローネは一時、2000年終盤以来の安値となる1ユーロ=7.4720クローネをつけた。1100GMT(日本時間午後8時)時点で、1ユーロ=7.4704クローネ。

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