中国主要都市の3月住宅価格、前月比下落率が縮小=民間調査

2015年4月1日(水)16時36分

[香港 1日 ロイター] - 中国住宅価格の前月比下落率が3月に縮小したことが、1日に公表された民間2社による調査で明らかになった。住宅市場が安定しつつあるとの期待を高めそうだ。

易居中国(Eーハウス・チャイナ・ホールディングス)傘下の不動産サービス会社、中国不動産情報集団(CRIC)によると、3月の288都市の新築住宅価格は前月比0.01%下落。下落は12カ月連続となったものの、下落率は2月の0.06%から縮小した。下落率の縮小は4カ月連続。

ただ、前年同月比では1.71%下落となり、下落率は2月の1.62%から拡大した。

また、中国最大の不動産情報会社、捜房系列の中国不動産指数システム(CREIS)の調査によると、国内100大都市の平均住宅価格は3月に前月比で0.15%下落。こちらも下落率は2月の0.24%から縮小した。

一方、前年同月比では4.35%の下落となり、下落率が2月の3.84%から拡大。6カ月連続の下落となった。

中国政府は主要70都市の3月不動産価格データを今月18日に公表する予定。

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