欧州市場サマリー(31日)

2015年4月1日(水)06時44分

[31日 ロイター] - <為替> ユーロが対ドルで10日ぶり安値をつけた。米国とユーロ圏の金融政策の方向性の違いがあらためて意識された。

<ロンドン株式市場> 反落。たばこ会社やコモディティ関連の株が売られ、全体水準を押し下げた。ただ、1─3月期では約3.2%上昇し、2013年以来の大きな伸びとなった。

世界第4位のたばこメーカー、インペリアル・タバコ・グループは3.4%、世界第2位のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は2.9%下落した。米同業のレイノルズ・アメリカンとロリラードの合併計画が、規制上の問題から頓挫するとの懸念が広がった。

<欧州株式市場> 反落。四半期末でこのところの株価上昇による利益を確定する売りが集中した。

自動車株は今年に入って最も値上がりしており、投資家はこの日利益確定に動いた。ドイツ自動車大手のBMWは1.3%、フランスのルノーは1.5%下落した。この日の下落にもかかわらず、自動車株は1-3月の四半期ベースでは約32%の上昇となった。

<ユーロ圏債券> 独連邦債利回りが過去最低近辺に低下した。ユーロ圏のインフレ鈍化に伴い、利回りは5四半期連続の低下となった。

独10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)低下の0.19%と、今月つけた過去最低の0.165%に近付いた。

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