三井住友トラスト、シティの国内カード事業会社買収で合意

2015年3月31日(火)19時10分

[東京 31日 ロイター] - 三井住友トラスト・ホールディングスは31日、米シティグループが日本国内で展開しているクレジットカード事業会社を買収することで合意したと発表した。新しい顧客を取り込み、カード事業を強化する。

買収価格は開示していないが、関係筋によると400億円程度とみられる。全株式を年内をめどに取得する。買収する事業会社は、主に「ダイナースクラブ」のブランドを運営するシティカードジャパンで、会員数は約74万3000人。

三井住友トラストは傘下に「VISA」ブランドで展開するクレジットカード事業会社を保有しているが、買収後は富裕層向けのダイナースと、それ以外のビザで顧客層をそれぞれ分けて展開する。

三井住友トラストは新たに取り込んだ会員向けに金融商品の販売を手掛ける方針だ。

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