投資ファンドのエリオット、アクシスの保有株式比率10％に引き上げ

［ストックホルム　３０日　ロイター］ - ヘッジファンドのエリオット・マネジメントが、スウェーデンの監視カメラメーカー、アクシスの保有株式比率を１０．１％に引き上げていたことが、スウェーデン金融監督局に提出された開示資料から３０日明らかになった。

アクシスをめぐっては、キヤノンが同社の完全子会社化を目指し買収を提案しており、買収案の引き上げを迫られる可能性がある。

エリオットは前週、アクシス株の保有比率は７．５％と発表していた。

キヤノンは２月、約５０％のプレミアムを上乗せした公開買い付け（ＴＯＢ）価格（１株当たり３４０クローネ）でのアクシス完全買収を目指すと発表。約２３６億スウェーデンクローネ（２７億５０００万ドル）に及ぶキヤノンのＴＯＢは、アクシス株の９０％の応募をＴＯＢの成立条件にしている。